読んだ本紹介

【組織改革】「変われない」を変える方法とは?~人を変える3つの原則~

2019年1月5日

こんにちは、本名です。

今回は『スイッチ! ──「変われない」を変える方法』の内容まとめです。

どうすれば自分を変えて、人を変えて、組織を変えることができるのでしょうか?

 

今回の記事のまとめ

自分を変えるためには「感情」「理性」「環境」を変える

 

全体の要旨

々が変化できない理由は個人の性格や気質ではなく、実は周囲の環境に原因があることが多い。

例えば大きなポップコーンの容器を渡された人は、そのポップコーンがどれだけまずくても、小さなポップコーンの容器を渡された人よりも、多くのポップコーンを食べることが分かっている。また、肥満や飲酒などの悪い習慣は伝染するし、行動の選択肢が多すぎる場合も人は戸惑って行動できなくなることも数多くの研究から明らかになっている。

そこで本書では、環境を変えることを主として、自分自身や周囲の人々の行動を変える方法を紹介している。

人の行動を決定する要素を、象(感情)・象使い(理性)・道筋(環境)の3つだとすると、変化を起こすときに考えるべきことは以下の3つである。

1.象使いに方向を教える

2.象にやる気を与える

3.道筋を定める

 

そしてそれぞれの具体的方法として、以下のような方法が考えられる。

()内が具体例である。

1.象使いに方向を与える

 

A.ブライド・スポットを見つける:上手く行っている部分を探して、真似をする。

(ベトナムのジェリー・スターニン、解決志向療法)

 

B.大事な一歩の台本を描く:全体像を考えず、具体的な行動を考える

(低脂肪乳、ブラジル鉄道の4つのルール)

 

C.目的地を指し示す:目的地はどこか、そこに向かうメリットは何かを理解すれば、変化はぐっと宅になる。

(「もうすぐ3年生になれるわよ!」、BP社の「から井戸を掘らない」)

 

2.象にやる気を与える

 

A.感情を芽生えさせる:知識だけでは喧嘩を引き起こすには不十分。感情を芽生えさせる必要がある。

(テーブルに山積みにされた手袋、化学療法のテレビゲーム、ターゲット社のロビン・ウォーターズの実績)

 

B.変化を細かくする:象がおびえないくらいまで、変化を細分化する。

(「5分間お部屋レスキュー」、調達改革、スタンプカード)

 

C.人を育てる:アイデンティティを養い、しなやかマインドセットを身につける。

(ブラジアータの「発明家」、中学生の数学力の改善)

 

3.道筋を定める

 

A.環境を変える:環境が変われば行動も変わる。つまり環境を変える。

(自動応答システムを廃止したラックスペース、ワンクリック注文、オンライン・タイムシートの簡略化)

 

B.習慣を生み出す:行動が習慣になれば、象使いへの負担は少なくなる。

(ダイエットの1日2杯のスープ、チェックリストの利用、「アクション・トリガー」の利用)

 

C.仲間を集める:行動は伝染する。行動を広めよう。

(タンザニアの「ファタキ」、病院の「フリー・スペース」、チップ用の分に入れておく小銭)

 

本書の特徴は、その詳細な具体例と豊富なケーススタディ。

そのおかげで、手に入れた知識をすぐに実生活で活用することができるため、オススメ。

 

各章のまとめ

第一章:変化の3つの意外な事実

まずくて湿気たポップコーンを映画を見に来た観客に渡した。結果、大きな容器を持たされた人の方が、多くのポップコーンを食べていた。

この世の中の問題は本人の問題だけではなく、多くは環境の問題として扱うことができる。

ジョナサン・ハイトの「幸せ仮説」によると、感情は「象」であり、理性は「象使い」である。

象(感情や本能)の弱点は、怠け者で、気まぐれで、長期的な報酬よりも短期的な報酬を重視すること。しかし、豊かな感情、愛、思いやり、忠誠心などのポジティブな側面もある。さらに、変化や行動を起こそうとしている時、それを実行に移す主体は象。

象をコントロールするのが象使い(理性や知性)だが、物事を分析しすぎたり、考えすぎたりしてしまうという弱点がある。ポジティブな点は計画や方針を立てることができること。

そして、象使いが象をコントリールできる程度には限界がある。(ウィルパワーの消費限界)

「セルフコントロールは消耗資源」であり、セルフコントロールを消耗している時、心の筋肉を消耗している。つまり、「変化や行動に怠慢になっているように見えて、実は疲れ切っているだけ」であることが多い。

理性に訴えかけるだけでも、感情に訴えかけるだけでも、人は動かない。感情と理性、どちらもうごかすようなことをすることで、人は動くようになる。

曖昧な意見を提示されても、人々の中に存在する象使いが、あれこれと分析したり選択肢を考案したりするだけで、一向に何も進展しないことが多い。つまり「変化や行動に抵抗しているように見えて、実は選択肢の多さに戸惑っているだけ」であることが多い。

以上から、変化を起こすためのフレームワークは以下の3つ

変化を起こすときに考えるべきこと3つ

1.象使いに方向を教える

2.象にやる気を与える

3.道筋を定める(状況や環境の変化のことを、道筋と呼ぶことにする

 

医療分野で革命を起こした方法

1、救う命の数を10万、機嫌を2006年6月14日の午前9時と設定した
また、6つの改善すべき行動を明示した

2.医療ミスで娘を失った母親と聴衆を対面させた

3.病院が変化を受け入れやすくするように、1ページのみ登録フォーム(LP)、ステップ・バイ・ステップのマニュアル、研修、サポート・グループ、を用意した。また、変化を実際に達成した人と、変化をおこそうとしている人々を結び付けた。さらに、仲間の集団圧力を利用して、キャンペーンを実施した。

 

第2章:ブライド・スポットを見つける(方向の決定、感情の引き立て、道筋の決定)

セーブ・ザ・チルドレンで働いていた職員が、以下のような方法で成果を出した。

ジェリー・スターニンの手法

1.栄養不足の村の中で、栄養不足になっていない母親に話を聞き、5つのルールを作った。

2.栄養不足になっていない母親の方法を、実際に実践してもらうために、10家族ごとのグループに分け、一緒に料理をしてもらった。

3.多くの人々が栄養不足にならない方法を実践できるように、14の見学制度を整えた村を形成した。

1.が「ブライドスポットを見つける」

ブライドスポットの強みは、よそから来た考えではないので、多くの集団に属する人々に受け入れられる点。

が、象使いが分析するのは、ブライド・スポットではなく問題自体である多いので、多くの象使いのお思考はから回りする。つまり、「真実だが役に立たない情報(True But Useless)」に振り回されてしまうことになる。

「Solution Focused Brief Therapy:解決志向短期療法」は過去を見かえすような長期的精神分析的な手法とは違って、短期で、しかも確実に影響を与えることができる。その理由は、象使いに目的地を示すから。

「物事はちょっとした修正で上手く行くのかもしれない」

 

解決志向短期療法の質問

解決志向短期療法では、以下の魔法の質問をはじめにする。

「ちょっと変な質問をしてもいいですか。今夜、ベットに入ってぐっすり眠ることができるとしましょう。そして夜中、眠っているときに奇跡が起こって、あなたがここで相談した質問がきれいさっぱり解決されているとしします。朝おきたときに、『何かが変わった。問題が全て無くなっている!』と思う最初のサインは何でしょうか?」

「そのサインは何だと思いますか?」
「それで、どうなると思いますか?」
などで、サインを見つけてその問題が解決可能であると思わせる。

さらに次に、「例外の質問」を行う。
問題が少しでも解決されていたと感じた(感じる)ときはいつですか?
この質問をすることで、問題を抱えている人がすでに解決の糸口を見つけていることを明らかにしている。そして、自分自身で問題を解決できることを認識させようとしている。

これが解決志向短期療法で、この考え方を実際の生活に落とし込むことができる。

例えば、10人に新しい取り組みを進めたとして、そのうち2人が上手く行ったと答えたとする。
そうしたら、2人をブライド・スポットとして分析して、例外的な状況でないかを見る。
そして、そのブライド・スポットから他のメンバーに広めることができるような方法を考案して、火止める。つまり「うまくいった例はどうすれば広まるのか?」を考える。

人はネガティブな側面に注目しやすい。
感情を表す英単語の中で、38%がポジティブな英単語で、62%がポジティブな英単語。
(ポジティブ:ネガティブ=3:1であることが理想であるように、ネガティブの影響は大きい)
(「ポジティブとネガティブの非対称性」:対人関係においてネガティブな評価が与える影響が大きく、その人の評価を下すときにネガティブな評価が基準になること)

そして、人はネガティブなことに注目しやすいので「問題への着目」を行ってしまい、「成功の拡大(ブライド・スポットへの着目)」をしてしまう方が上手く行く。

そのため「成功を拡大しようとしている時間と比べて、問題解決を行おうとしている時間はどれくらいあるか?」と自問自答すると、適切な成功の拡大を目指すことができる。

 

第三章:大事な一本の台本を描く(道筋の決定)

試していない薬剤1つを試す、もしくは手術を行う、場合、47%の医師が投薬を選択する。が、試していない薬剤2つを試す、もしくは手術を行う、場合、28%が投薬を選択する。これが「意思決定の麻痺」。

「意思決定の麻痺」:どんなに素晴らしい選択肢だとしても、選択肢の数が増えると選択することができなくなり、最初に計画していたことをしてしまう。

そして、現状が心地よく感じられるのは、選択肢の多くが無意識のうちに切り捨てられ、自動で行動しているから。が、変化を起こすときは、自動での行動をしてはいけず、選択肢て行動をしなければならない。結果として、選択することに負担を感じ、変化を起こすことができなくなってしまう。

人が慣れている人意外と話そうとしないのも、新しい人と話すという選択をすることが怖いから。

そして具体的な道筋を立てることで、この意思決定の麻痺を起こすことがなくなり、変化を嫌うことがなくなる。これが「大事な一本の台本を書く」ということ。

まず素晴らしい一つのビジョンや目標を設定し、そこから具体的なとっつきやすい目標を決めていく。大事なのはとっつきやすく、第一歩となるような目標を決めること。

参考に、ALLが資金繰りの厳しい状況から抜け出すために打ち出した条件は以下の4つ

ブラジル鉄道復活の4つの条件(大事な一つの台本を書く)

1.短期的な利益を上げる

2.投資はできるだけ少なくする

3.最善な結果よりも最速な結果を優先する。

4.新たなリソースを利用するのではなく、すでにあるものを使う。

もし医師の意思決定の例で、「手術は最終手段とする」というルールが決まっていたら、すぐさま意思決定ができた。

変化を引き起こそうと思うのであれば、ビジョンから曖昧さをなくす必要がある。つまり単なる目標ではなく、「行動」目標を設定する必要がある。

「子供が何を主張しようと、親が反対しなければ、子供は反抗する気がなくなる。」
(子供の虐待も台本の不足、つまり指示や指導の不足、理解の不足からうまれているのかもしれない)

真実だが役に立たない情報は、意思決定の麻痺を引き起こす。だからこそ、行動の目標を立てて、第一歩を促進するような台本を書く必要がある。

 

第4章:目的地を指し示す(方向の決定)

教師が小学校1年生の生徒に持たせた目標は「この1年で3年生になりましょう」そして、お互いに「学者さん『学ぶことがだいすきで、それが得意な人のこと』と説明)」

BHAG:「Big(壮大)、困難(Hairy)、大胆(Audaxious)な目標(Goal)」

このBHAGを設定しているかどうかが、企業が長生きするかどうかの指標になる。(ヘンリー・フォードのBHAGは「自動車を誰もが購入でいる製品にする」)

しかし変化を引き起こす場合は、BHAGではなく、もっと身近で側近で実現できるような目標(目的地の絵葉書と呼ぶことにする)を立てる必要がある。さらに、そのような目的地の絵葉書は、感情を揺さぶるような魅力的な、心に響く目標でなければならない。

象使いの分析好きな特性を、行動する特性に変えるためには、目標として『心に響く』ものを設定すればよい。

SMARTな目標は感情の存在を前提するので、変化をもたらすような状況にはSMARTな目標は適さない。(SMART:具体的(Specific)、測定可能(Measureable)、実行可能(Actionable)、重要(Relevant)、適時的(Timely)な目標)

感情的な目標の方が、経済的な目標よりも改革の成功をもたらす可能性が高いことが明らかになっている。

バンドワゴン効果:行動は伝染する

正当化(努力の正当化、確率の正当化など)を防ぐために、白黒の目標(空の油田を採掘しない、など。次への学習とか、戦略的価値があるとか、そういった言い訳をなくすような目標)を立てることも考える(ただし、リバウンド効果や心に響く目標にならない点に注意)

また、目的地への絵葉書だけではなく、適切な行動の道筋や台本を持ってこそ、効果を発揮する。
ポイントは、初めの行動目標と終わりの行動目標を思い描くこと。そして、中間地点での行動目標を気にしないこと、なぜなら中間値での目標は変わるはずだから。

まずブライド・スポットを探し、目的地の絵葉書と初めの一歩を踏み出すための台本を設定すれば、象使いは変化を開始することができる。

 

第5章:感情を芽生えさせる

行動を変えるために何よりも効果的なのは、人々の心を動かすこと。

「分析して、考えて、変化する」という方法が有効であるのは、「将来への見通しがはっきりしていて、変化が少なく、条件が少ない場合」

なので、「見て、感じて、変化する」といような方法のほうが、変化を大きくできる。

つまり、分析的な手法で無関心や怠慢と戦うことは、手段と目的が一致していないと言ってもよい。
行動を変えるのは知識ではなく、感情。

人は自分の頭のなかで考えるだけでは何もできない。他人のIQ予想は、自分自身のIQ予想よりも66%正確。その理由は、人は自己評価がとことん苦手だから。

人は自己の情報を解釈する際に、肯定的評価を下す。このことを「肯定的幻想」と呼ぶ。
(自分は運転上手、頭がよい、モテる、などなど)

場合によっては危機を作り出す必要がある、というか、危機などのネガティブな感情が無ければ人は動かないことが多い。しかし、ネガティブな感情は思考を狭める効果があるため、変化を引き起こすために必要な創造性や柔軟性、創意工夫を行うことができなくなる。

喜びはデュシェンヌ・スマイルを引き起こす

 

第6章:変化を細かくする

慈善事業での寄付キャンペーンは、資金の半分が集まるまでは公表しないのが一般的
(誰でも最初の寄付をすることは嫌だから。)

象は簡単にやる気を失うので、進歩の感覚を感じるようにしなければならない。つまり、既に押されているスタンプカードを作るべきで、変化をおこすときもすでに達成されていることを確認すべき。これが変化を細かくする。

家をきれいにする、ではなく、家を今よりもきれいにする、と考えた方が行動しやすい。
これが「5minutes-room-rescue」:「5分間だけ掃除をするようにタイマーを設定して、それから5分間だけ掃除をする。そして、もし掃除に達成感を感じることができれば、勝ち」

相手に求める努力を少なくすることが、変化を小さくする、ということ。変化を少なくして、初期の成功を作るということは、希望を与えていることに等しい。

問題解決志向短期療法では、「奇跡の尺度(Miracle Scale)」を患者に与える。0~10の尺度で、最初に奇跡の尺度を2に設定する。そして、患者に進歩を聞いて、聞くことをする。(問題を認めて、問題を解決する段階で2まで達しているとする)

「いきなり10の奇跡を起こすことなんてできない。まずは2から3に上がることを考えましょう。」
そうして本人が考えた方法を実践することで、本人はスタンプカード代わりに進歩を実感できる。
次の段に登ることに専念できる。

「以下に小さな成功であっても、続けていけば自信につながる」

しかし、重大な変化とは一歩一歩前に進むようなものではなく、小さな成功が一続きに繋がっているようなものでもない一歩進んで6歩下がり、さらに3歩前進し、一歩下がり、さらに6歩横道に逸れて…みたいなもの。

小さな成功を選ぶときは

小さな成功の条件

1.意義のあること
2.手の届くこと

を選ぶようにする

 

第7章:象を育てる

決意・覚悟・やる気を与えることで、人々を動かすことができる。

人が意思決定をするとき、以下の2つのどちらかの方法をとる

意思決定モデル

1.結果モデル:満足度が最大になるように決断を下す
2.アイデンティティモデル:自己のアイデンティティ「自分はどのような存在か?」「自分はどのような状況に置かれているか?」「同じ状況に置かれている人々なら、どうするか?」に従って、決断を下す。

2.の方のモデルが与える影響は大きい。

人のアイデンティティは職業によるアイデンティティなどで代表されるように、単純に生まれだけで決まるようなものではない。そして決意・覚悟・やる気を育てることで、人はアイデンティティを形成して、行動するようになる。

そして相手がそのアイデンティティを手に入れたいと思っているかどうかを考えるべき。

従業員をインベンターと呼び、入社すればインベンター契約にサインさせた。
インベンター契約では、製品、製造ライン、仕事の全ての側面において問題発見と解決を約束させる。できる限りのインベントをするように徹底する。

発明家というアイデンティティを与えられるだけで、アイデアが出まくるようになる。

「フット・イン・ザ・ドア」テクニックも、人々のアイデンティティを変化させることができるからこそ、効果がある。つまりアイデンティティは小さな開始点から成長していくものだ、とも言える。

しかし、アイデンティティを開始させることは簡単だが、アイデンティティに従って行動することはとてつもなく難しい。なぜなら失敗は絶対に体験するものだが、失敗を象は何よりも嫌うから。そして、アイデンティティに従って行動するときには、失敗を覚悟しなければならない。

そして失敗を覚悟しているかどうかが、こちこちマインドセットか、しなやかマインドセットか、の違い。

こちこちマインドセットの子供と、しなやかマインドセットの子供は、小学生の時の学力の差は見られなかったが、中学生以降になると明らかな違いが出てくる。

「脳は筋肉と同じ」トレーニング

「持続する変化とは3歩進んで2歩下がるようなもの」
「途中の全てが失敗に見えることがある」
ため、しなやかマインドは重要。つまずくことを失敗ではなく、成長だととらえることができるようになる。

失敗を許容するマインドは大事だが、失敗を正当化することにもつながりかねない。そのため、10回目に成功する!などの目標を立てればよい。

「クビにする?そんな馬鹿なことをするはずがないだろう。1000万ドルを払って君を教育したばかりだからな。」

全校生徒に大学進学を目標とさせ、成績評価をA,B,C,NY(Not Yet:まだできない)にする。
不可だとカチコチマインドを助長するから。

道筋を定める

 

第8章:環境を整える

人そのものの問題であることもあるが、それ以上に環境が影響を与えていることを忘れてはならない。が、人は良く環境が与えている影響を無視する。そして人間性の問題にする。このことを「根本的な貴族の誤り」と呼ぶ。

缶詰の寄付のための詳細な手紙を受け取った学生は、その半数が寄付をした。
(缶詰の種類、個数、場所、時間などの指定)

自分の行動なんてものは、誰かが環境を整えたからこそ決まっている。
(Amazonのワンクリック注文は行動のハードルを最大まで下げることで、数百万ドルの利益を上げた)

中古のソファを最前列に用意して、特等席を設けることで、生徒が時間通りに教室に来るようになった。

看護師に投薬チョッキを着せ、着ている時は医師も話しかけないようにすることで、投薬ミスが47%も減った。

「無菌操縦席:高度1万フィート以下では、コックピットでは操縦と関係のない話をしてはいけない」
この考え方を使うことができる。

火曜日、木曜日、土曜日は無菌作業日として、人の邪魔をしてはいけない日を作った。

自分自身の変化をもたらしたいときは、セルフコントロールを貸すのではなく、環境の変化を課す方が絶対にうまくいく。

クレジットカードを氷漬けにする。
コーヒーが毎朝起きた時に自動で入れられるようにする。
寝る前にランニングウェアを並べておく。
など、環境を変えることで変化をもたらすことができる。

「ハッドンのマトリックス:問題の発生前、発生時、発生後の対処法をそれぞれ考えるというフレームワーク」

顧客からのメッセージや問い合わせを無視できないような状況を設定すればよい。

 

第9章:習慣を生み出す

麻薬依存は環境(戦争)によって生み出されて、ベトナム戦争中に麻薬をしていた人の中で、帰国後も麻薬を使用している人は1%にしかならなかった。

環境は習慣を強化、もしくは阻害することで、しらずしらずのうちに人々に影響を与える。

「しなければならない」と思っていることに対して、アクショントリガー(行動の引き金:何かをする時間と場所の設定)やIf-Thenプランニングは役に立つ。

さらに、アクショントリガーはセルフコントロールを極度に消耗するような出来事に対して大きな効果を発揮することが分かっている。

アクショントリガーを設定することによって、困難な行動をとることができるようになり、そして「習慣もどき」も形成される(疑似的な習慣)

「どのような環境を設定すれば、人々の素晴らしい行動を引き出すことができるだろうか?」と考える。

シンプルなチェックリストを作れば、環境を変え、習慣を変え、道筋を示すことができるようになる。
(チェックリストは自分の能力に対する過信や言い訳への対処薬)

 

第10章:仲間を作る

人は周囲の人々の行動を観察することで、自分をその場に適応させようとする。
そのため、環境だけでなく周囲の人間の行動が与える影響も大きい。

人々が誰かが倒れてもなかなか助けに行こうとしないのは、周りの人々の様子を観察して、自分の行動を選択しているから。

行動は伝染する。集団圧力というか、集団認識を人々はかなりの割合持っている。

肥満は伝染する
「どれだけ距離が離れていようと、親しい人が肥満になると人が肥満になる確率は3倍になる」

飲酒も伝染する
「高校時代から飲酒をしていたルームメイトを持つ友人は、平均してGPAが0.25下がる」

Publish or Perish:学部で出世するためには出版実績が必須

テレビドラマに5秒間だけ「指名ドライバー」を登場させることで、社会に指名ドライバーの考え方を浸透させた。

アメリカで6歳以上年上の男性と交際する少女は、2歳以上年上の男性と交際する少女と比べて、妊娠率が4倍になる。

援助交際を行おうとする男性をファタキと呼び、ラジオでファタキがいつも援助交際に失敗するような笑えるエピソードをタンザニアで流すと、国民の多くが援助交際を行おうとする男性のことをファタキと呼び、話題に挙げるようになった。

反対論者に気が付かれることなく、改革を求める人同士をチームにして、改革行動への準備をさせる(フリー・スペースで、反対論者に気が付かれることなく話ができる)

組織の文化を改革する方法

1.環境を変えて、話し合いのフリー・スペースを設ける
2.良い習慣を作る(アクショントリガーを作る)
3.仲間を集める

 

第11章:変化を継続する

「千里の道も一歩から」が最も正しい。

同僚のプラスの行動を見つけて励まし、その行動を自分にもしてくれると信じるだけでよい。

象使いは常にマイナスの側面に注目し、プラスの側面に注目しようとしない。
問題を見つけることは簡単だが、進歩を見つけることはできない。
ブライド・スポットがあったらすかさず気が付いて、励ますような敏感さが必要。

人はブライド・スポットを見つけることが不得意だが、その分見つけた後にその点を褒めて、行動を励ますことができれば、素晴らしい動機付けになる。

変化は一瞬の道ではなく、プロセス。

単純接触効果と認詩的不協和(自分の行動を否定できない)で、雪だるま式に変革は起きていく。

子育ては象、象使い、道筋のすべでが整っているからこそ、たいていの場合上手く行く。

象使いに方向を与える

1.ブライド・スポットを見つける:上手く行っている部分を探して、真似をする。

(ベトナムのジェリー・スターニン、解決志向療法)

2.大事な一歩の台本を描く:全体像を考えず、具体的な行動を考える

(低脂肪乳、ブラジル鉄道の4つのルール)

3.目的地を指し示す:目的地はどこか、そこに向かうメリットは何かを理解すれば、変化はぐっと楽になる。

(「もうすぐ3年生になれるわよ!」、BP社の「から井戸を掘らない」)

 

象にやる気を与える

1.感情を芽生えさせる:知識だけでは喧嘩を引き起こすには不十分。感情を芽生えさせる必要がある。

(テーブルに山積みにされた手袋、化学療法のテレビゲーム、ターゲット社のロビン・ウォーターズの実績)

2.変化を細かくする:象がおびえないくらいまで、変化を細分化する。

(「5分間お部屋レスキュー」、調達改革、スタンプカード)

3.人を育てる:アイデンティティを養い、しなやかマインドセットを身につける。

(ブラジアータの「発明家」、中学生の数学力の改善)

 

道筋を定める

1.環境を変える:環境が変われば行動も変わる。つまり環境を変える。

(自動応答システムを廃止したラックスペース、ワンクリック注文、オンライン・タイムシートの簡略化)

2.習慣を生み出す:行動が習慣になれば、象使いへの負担は少なくなる。

(ダイエットの1日2杯のスープ、チェックリストの利用、「アクション・トリガー」の利用)

3.仲間を集める:行動は伝染する。行動を広めよう。

(タンザニアの「ファタキ」、病院の「フリー・スペース」、チップ用の分に入れておく小銭)

自分だけのケーススタディを作ってみる。👇

【2019年1月】今後の目標~デイリー・サーバントまでの道のり~

内容を理解するための質問集

1.本の問題提起、問題意識はなに?

人々が周囲の与える環境に目を向けることがない。また、問題点にばかり目を向ける。

 

2.この本はどのように始まり、どのように終わったか?

初め:環境の無視

終わり:自分なりのケーススタディの紹介とまとめ

 

3.自分がこの本をまとめるとしたら「一行で」どうまとまる?

どうすれば人々を動かせるような環境を作ることができるのか?を常に考えるべき

 

4.この本のキーポイントやキーコンセプトは何?

象、象使い、道筋

(ジョナサン・ハイト+α)

 

5.この本のチャート、グラフ、図から何を学べる?

象、象使い、道筋の考え方

 

6.この本が他の本と似ているものは何?

【天才教育】天才は作ることができる!成功する人々に共通する法則とは?

 

7.この本を読んでいる時にどんな感覚を感じたか?

ケーススタディがためになる

 

8.なぜこの本は重要なのか?

変わるため

 

9.作者が一番伝えたいことは何?

環境の力を無視しない

 

10.この本のタイトルはこれでいい?自分でタイトルをつけるとしたら?

チェンジ!でいいんじゃない?

 

11.この章には何が書かれている?ーおすすめの章を友人に勧めるような感じで

第三章、選択肢を絞ることの重要性

EX.)ブラジル鉄道復活の4つの条件(大事な一つの台本を書く)

1.短期的な利益を上げる

2.投資はできるだけ少なくする

3.最善な結果よりも最速な結果を優先する。

4.新たなリソースを利用するのではなく、すでにあるものを使う。

 

12.前書きはこの本を面白くするために役に立ったか?

ポップコーンの話面白い。

 

13.作者はこの本をおもしろくするために、どのような工夫をしていたか?

最後のまとめが分かりやすい

 

14.作者は章や節の書き出しでそのような工夫をしていたか?

具体例ではなく、簡単な一般論を述べている。

初めての場所に行ったときはどうする?など

 

15.この本のどこに一番共感できるか?

環境の力

 

16.この本は良い終わり方をしたか?

した

 

17.この本の中で登場した例で、印象的なものは?

ポップコーン、飲酒習慣の伝染(GPAが0.25下がる)

 

18.この本の特徴的な点、変わっている点はどこか

ジョナサン・ハイトの考えを引用していること

 

19.この本の中で一文だけ重要な文を抜き出すとしたら?

変化には一定のパターンがある。(象使いに目的を与えて、道筋を整備して、象にやる気を与えた)

 

20.この本の中でのキャッチコピーは何?

変われないを変える

 

21.この本の中で一番印象ぶかかったことは何?

象と象使いの考え方。

選択肢を絞ることの重要性。

 

22.本から学びたいと思うことを3つ以上書き出す(具体的、目次見てもいい)

A環境をどのように設定したらよい?

できるだけ良い行動を生み出せるような環境

 

B像と像使いとは?

象が感情、象使いが理性を象徴している

 

C像の動きをどうすれば制御できる?

周りの環境の整備と、象自体にやる気を与える(感情を呼び覚ます)

 

Dそうすれば運動と筋トレが続く?逆になぜ夏は続いていたの?-一時期の熱中か?

環境を整えていたから(それ以外することがない)

新しいことへの熱中と、希望があったから

 

23.なぜ自分にとって、この本を読むことが重要なのか?
・自分を変えて、自分を高め続ける必要があるから。

 

24.自分がどこでつまずきやすいか?何が分からないからこの本を読むのか?
・実家にいるので、だらけること。←実際だらけました(笑)

 

参考文献

『スイッチ! ──「変われない」を変える方法』

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