心理学と医学で日々の生活を進化させるノート

本名真言の医学ノート

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メンタルヘルス

医大生による解剖学実習の感想

投稿日:2018年11月24日 更新日:

こんにちは、本名です。

 

またしても記事を書く時間があまりないので、

今回も私が以前書いたレポートをそのまま載せてしまおうと思います。

 

今回は「解剖学実習の感想」です。

「A4一枚に収めよ」との指定があったので、分量的には少ないですが、

肉眼解剖、つまりご献体を用いた解剖実習の感想です。

 

 

なぜ今回この感想を記事に載せようと思ったかというと、

昨日の記事で「デス・ライティング」というものを紹介したからです。👇

https://syuyu.work/what-is-death-writing

 

「デス・ライティング」とは、

「死について書くことでストレスが軽減し、モチベーションや幸福度が向上する」というものです。

(詳しくは記事を参考にしてください。)

 

私にとってはこの解剖学実習の感想こそが「デス・ライティング」の実践だったのです。

実際に、感想文中に「死を思うことで幸福になれる」という内容を書いています。

 

内容が内容だったので、記事にしようかどうかを迷ったのですが、

今回は「デス・ライティング」の具体例&効果の証明のために記事にします。

 

また、感想文中に述べていますが、ご献体の方々、ご遺族の方々には深く感謝を申し上げます。

その点にくれぐれも留意をして、読んでください。

 

あくまでも勉強のために、自分の人生を良くするために、

日々を進化させるために、この記事を用いて下さい。

 

では、前置きが長くなってしまいましたが、以下に解剖学実習の感想を載せておきます。

 

本名真言(ほんみょう・まこと)でした。

 

解剖学実習を通じて学んだこと

まず初めに、医学教育のために自らの体を提供してくださったご献体の方々、

そしてご遺族の方に深く感謝を申し上げます。

 

解剖学実習を行わせていただいた約3か月の間に、私は実際の人体を通じて多くのことを学びました。

人体の構造の複雑さと神秘、命の尊さ、そして数多くの人々の医学への貢献が、

現在の医学を成り立たせていることを実感しました。

 

私は解剖実習が始まる前は、実習を通じて人間の死というものに触れるのだろうと考えていました。

解剖実習とは亡くなった方との対面であり、学ぶことは人間の死についてである、

と考えていたのです。

 

しかし、実際に実習が始まるとその考えは覆されました。

 

試行錯誤をしながら、苦労して一つ一つの神経・血管・筋肉・臓器などを学んでいくと、

まずその複雑さに驚き、そして生命の神秘を感じることができました。

 

一つ一つのご献体は千差万別であり、一人として同じ人間はいないこと、

そして、目の前のご献体には一人の人間の生きた証が刻まれていることを実感したのです。

ご献体を通じて、尊い人々の死を通じて、私は人間の生というものを学ぶことができたのです。

 

つまり、私たちは解剖学実習を通じて人の死について学ぶものではありません。

 

生について学ぶのです。

 

実際の人体を自らの手で解剖をしながら人の生について学ぶ。

このような機会はめったにできないことでしょうし、

私はそのような貴重な体験ができたことに心から感謝をしています。

 

少し話は変わりますが、心理学の世界には「脅威管理理論」というものが存在します。

すべての人々は無意識に死への恐怖を感じており、

私たちが選ぶ行動の多くはその恐怖を解消するために行われる、という説です。

 

人間は必ず死に、死んだあとは意識も失われて、

存在が消えてしまうという事実に恐怖を感じない人はなかなかいないでしょう。

 

死が怖くないと思っている人も、無意識のうちに死を恐れているはずです。

 

だからこそ人間を含めた生命は、生きているうちに子孫をつくり、

自らが生きた証を次世代へと託そうとするのです。

 

そして2000年前にストア派の哲学者セネカが

「生涯をかけて学ぶべきことは、死ぬことである」と書き残したように、

ラテン語に「自分が死ぬことを忘れるな」という意味の「メメント・モリ」という言葉があるように、

私たちは死について考えることで、自らの生を充実させることができるようになるのです。

 

死について学ぶことによって、他者に優しくなり、

地域社会や自分が属しているコミュニティへの感謝が深まり、自らを成長させることができるのです。

 

私は解剖学実習とは、死を通じて生について考えるためのたった一回の貴重な体験なのだと思います。

 

だからこそ実習を体験した医学生は、

その学びをより良い医療人になるために活かさなければなりませんし、

どうすれば医療を通じて他者の幸福の実現を行うことができるのかを考えなければならないのです。

 

きっと私はよい人生とは何なのか、

どうすれば医学を通じて他人を幸せにすることができるのかを、考え続けるべきなのでしょう。

最後に、もう一度ご献体の方々、そしてご遺族の方々に深い感謝を申し上げます。

 

ご献体の方々がその身をもって示してくれた、

人の生について私たちは多くのことを学ぶことができました。

 

本当にありがとうございます。

 

この学びは決して忘れませんし、

この学びを、医学を通じた多くの人々の幸福の実現のために活かしたいと思います。

 

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