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心理学 勉強方法 仕事・働き方

教師が生徒の可能性を信じなければならない理由~自己成就予言~

投稿日:2018年7月3日 更新日:

こんにちは、しゅゆです。

今回は「自己成就予言」という教育者が必ず意識すべきことについて話していきます。

私は家庭教師など、人を教育する立場になることがあります。

そんな時に「この生徒は伸びしろがある」と常に考えるようにして生徒と関わっています。

なぜなら、教師が生徒の可能性を信じるだけで生徒の成績が向上するという明確な実験結果があるからです。

今回は教師が生徒の可能性を信じなければならない理由を「自己成就予言」というものに触れて説明していきます。

 

教師が生徒の可能性を信じると成績が向上する?

驚くべきことに、教師が生徒の可能性を信じるだけで成績が向上するということが分かっています。

このことはハーバード大学の心理学者ロバート・ローゼンタールが、サンフランシスコの小学校長レノア・ジェーコプソンと協力して行った研究によって示されています。

その研究では、生徒たちに会話能力や推論能力を測定するテストを受けさせます。そしてその中でローゼンタールがテストの結果に関係なく、無作為に全体の20%の生徒を「ブルーマー(才能を開花させる人)」だと学校の教師に伝えます。

そして1年後、もう一度同じテストを受けた結果、教師に「ブルーマー(才能を開花させる人)」だと伝えられた生徒はIQが平均12ポイント上昇しましたが、そうでない生徒のIQは平均8ポイント上昇しただけでした。会話能力や推論能力も「ブルーマー(才能を開花させる人)」だと伝えられた生徒が勝っていたことが分かっています。

このように、「教師が才能があると信じた生徒」の全員の成績が向上したのです。

そしてこの「教師が生徒の可能性を信じるだけで成績が向上する」という奇妙な現象は、教える教師が違っても同じく効果を発揮します。

なぜこのようなことが起こるのでしょうか?

それには「自己成就予言」というものが大きく関係しています。

 

自己成就予言とは?

自己成就予言とは「他人から期待されると、それに沿った行動をとって期待通りの結果を実現すること」です。

教師が生徒を「可能性があり、伸びしろがある」と考えたことによって、生徒は教師から大いに成長を期待されたのです。

その結果、教師も生徒の自信を高めようと協力的な態度で接し、生徒も教師から期待をかけられたため自信を持つことができ、成績が向上したのです。

つまり、教師が生徒に対して抱く期待によって生徒の成績は大きく変わってしまうのです。

教師が「この生徒は伸びしろがない」と考えると、生徒は実際に成長をしなくなります。しかし、教師が「この生徒は期待できる」と考えると、生徒は実際に大きな成長をするのです。

この自己成就予言は子供だけでなく、軍隊の訓練兵でも同様の結果が得られたため、年齢を問わず効果を発揮することがわかっています。

 

教育者が取るべき態度

「教師が生徒の可能性を信じるだけで成績が向上する」という事実から、私たち教育者がとるべき態度がわかってきます。

それは「どの生徒も才能のある人間であり、可能性のある人間である」とみなすことです。

「全ての生徒を大きな可能性を秘めた生徒だと考え、それぞれの生徒の一番良いところを引き出そうとする」という行動理念を持つことが生徒の成長を最も大きく促すのです。

つまり、才能のある生徒から見つけることから始めるのではなく、全ての生徒には才能があると考え、その才能を伸ばそうとする態度こそが教育者がとるべき態度なのです。

 

参考

自己成就予言ーはてなキーワード

GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代 三笠書房

 

 

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