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心理学 人間関係のコツ

なぜ高校生や大学生の恋愛は続かないことが多いのか?

投稿日:2018年10月12日 更新日:

この記事を読むべき人

・恋人との関係を長続きさせたい人
・発達心理学の基礎的な知識を知りたい人
・初恋や恋心について知りたい人

男女間の交際はヒトの心理の形成において重要な役割を果たします。

 

今回は高校生や大学生における恋愛がどうして長続きしないのか?についてです。

 

解説動画

 

なぜ高校生や大学生の恋愛の特徴

高校生や大学生の恋愛は以下のような特徴があることが多いようです。

1.相手からの賞賛、褒美を求めたい

「好きだ」と言ってほしいなど、相手からの賞賛を求める傾向にあります。

2.相手からの評価が気になる

「私のことどう思う?」などを聞いたりして、相手から良い評価を受けているのかどうかを気にします。

3.しばらくすると、呑み込まれるような不安を感じる

「2人でいると話すことができなくなる」とか「一緒にいると自分が自分ではないような気がする」という不安感を感じることがあります。

恋人から常に認められて褒めてもらいたいため、このような不安感やプレッシャーを感じてしまうのです。

4.相手の挙動に目が離せなくなる

「相手が自分のことを嫌いになったのではないか?」と気になってしまうことがあります。

相手が自分以外の人に関心をもっていないかどうかが気になってしまい、恋人を束縛してしまうことにもつながります。

5.結果として相手の交際が長続きしない

以上4つの結果として、「嫌いになったんじゃないけど、付き合うのが重くなってきた」と感じてしまいます。

 

恋愛が長続きしない理由

このような5つの傾向があるのは、交際に求めるものが「相手の幸せを思いやること」や「相手への配慮」ではなく、知らず知らずのうちに「相手からの賞賛」になってしまうからです。

 

高校時代や学生時代の交際では、自分自身のアイデンティ(過去・現在・将来における一貫した自分の確固たる認識)を確立していないことが多いです。

そのため、「自分では自分に自信を持つことができないけれど、相手が好きとか素敵とか言ってくれるので、きっと自分に自信を持っても良いのだろう」という発想になってしまいます。

そして「自分が自身を持つためには相手からずっと褒め続けてもらわないといけない」などのプレッシャーを感じてしまいますし、「相手が自分以外の人に関心を持つことは、単に恋人を失うのではなく、自分自身の自信まで失ってしまう」ことになるため、相手の挙動に目が離せなくなったり、束縛してしまったりするわけです。

 

このように、自分に自信をつけるために、自分のアイデンティティを確立するための交際のことを「アイデンティティのための恋愛」と呼び、高校生や大学生で交際したことがある人の約半数が体験したことがあると言われています。

 

愛的な恋愛とは?

多くの高校生や大学生が体験する「アイデンティティのための恋愛」から成長した恋愛を「愛的な恋愛」と呼びます。

愛的な恋愛の特徴は以下の通りです。

1.相手に条件を求めず、ありのままの相手が好きでいられる

たとえ相手に何かしらの欠点があったとしても、その欠点を受け入れてありのままの相手のことを好きであることです。

2.自分のことだけでなく、相手のこと、2人のことを考えることができる

「相手の笑顔が嬉しくて…」などの、相手の喜びを自分自身の喜びのように感じることができることです。

3.ありのままの自分を出せるようになる

「素で付き合っても安心できる」

「プライベートな色々なことを相談できる」

など、ありのままの自分で接することができるようになります。

4.お互いが精神的に支え合う存在になる

お互いがお互いのことをよく理解しており、誰よりも信頼をおけるような、精神的な支えになることです。

5.将来の二人のことまで考えられる

お互いのことを信頼しているからこそ、2人の将来のことを考えることができます。

6.ドキドキしない

「相手と一緒にいるとドキドキする、緊張するから好き」ではなく、「相手と一緒にいると安心できるから好きだし一緒にいたい」という発想が持てるようになります。

 

恋愛を長続きさせるためには

恋愛を長続きさせるためには、上記で述べた「アイデンティティのための恋愛」から脱却して「愛的な恋愛」になる必要があります。

エリクソンという発達心理学の基礎的な概念を築いた心理学者は、男女の交際について以下のように述べています。

2人が本当に仲良くなるためには、それぞれがまず自分自身に自信をもつ必要がある。自分自身に自信を持てないままに相手と仲良くなろうとしても、自分を失ってしまうような感覚を得ることになってしまう

「まずは自分自身のアイデンティティを確立させること」

これが恋愛を長続きさせるためのコツなのです。

 

まあ、男女間の親密な交際は心的な成長をもたらしてくれるものなので、一度付き合ってみないと、そして一度失敗してみないと、恋愛については全く分からないと思いますし、心的な成長を得ることはできないと思います。

同性の友人の間で恋愛についてとやかく議論するくらいなら、実際に異性と付き合ってみて、恋愛について理解する方がよいです。

「百聞は一見にしかず」とも言いますし、一度交際をしてみて、「その交際がどうして長続きしなかったのか?」「この人との交際を長続きさせるためにはどうすればよいのだろうか?」を考えてみることをオススメします。

 

参考文献


よくわかる発達心理学 (やわらかアカデミズム・わかるシリーズ)

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