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健康管理

口呼吸が体に悪いと言われている理由をまとめてみた

投稿日:2018年8月9日 更新日:

口呼吸は体に悪いと言われます。本当に体に悪いのかどうか疑問に思ったので調べてみました。

結論としては、口呼吸をすることによって、歯並びが悪くなり、姿勢が悪くなり、慢性的な脳疲労になるため注意力や集中力が低下します。

口呼吸が習慣化してしまっている場合は、すぐにやめた方が良いですね。

 

口呼吸によって歯並びが悪くなる

歯並びが悪い人に、口呼吸を行ている人が多いことは昔から言われていたことです。

歯並びが悪くなってしまう理由としては、口呼吸をすることによって顎や口周りの筋肉が正常なバランスを保てなくなってしまうからだと考えられています。

口呼吸によっておこる二次的な症状のことを「口呼吸習慣病」とも呼ぶのですが、この歯並びがわるくなってしまうことは典型的な「口呼吸習慣病」ですね。

 

口呼吸と姿勢の悪さは関係がある

また、5~14歳の子供を対象としたレビュー論文(1)で、口呼吸と姿勢の悪さに明らかな相関関係があることがわかっています。特に頸椎と胸椎の棘突起付近のゆがみが認められています。つまり脊柱側わん症がおこりやすくなるということです。

口呼吸が子供の姿勢の悪さと関係している理由は明らかになっていません。が、口呼吸と鼻呼吸では一度に吸う空気の量が異なり、その空気の量が違うために、何らかの異常が口呼吸によって気管支や肺に起こることは分かっています。そのため、それが胸郭とその周辺の器官に影響を与えているのではないかと個人的には考えています。

実際、口呼吸によって慢性閉塞性肺疾患という肺の病気のリスクが高まる(2)ことも分かっているので、口呼吸が気管系に悪影響を与えていることは確かですね。

 

口呼吸によって前頭葉の機能が低下する

また、口呼吸をすると鼻呼吸の場合よりも前頭葉での酸素消費量が増えることがわかっています(3)。酸素は血液内に存在するヘモグロビンによって運ばれるのですが、口呼吸の場合は、脱酸素ヘモグロビンという酸素と結合していないヘモグロビン量が前頭葉付近で増えていたそうです。

酸素消費量が増えることは一見良いことのように思うかもしれませんが、残念ながら前頭葉に悪影響を与えています。

酸素消費量が増えることにより、前頭葉が慢性的な活性化状態になり、疲労状態になります。結果として注意力の低下、学習能力の低下が起こります。また口呼吸によって、ADHDという注意力の欠如と多動症を示す発達障害のリスクが上昇することも示唆されています。

 

このように口呼吸には悪いことばかりです。特に子供の口呼吸が与える健康被害は大きいので注意してください。

 

参考

(1)Neiva, Patricia Dayrell et al. “Postural Disorders in Mouth Breathing Children: A Systematic Review.” Brazilian Journal of Physical Therapy 22.1 (2018): 7–19. PMC. Web. 28 July 2018.

(2)Higashimoto Y, Honda N, Yamagata T, Matsuoka T, Maeda K, Satoh R, et al. Activation of the prefrontal cortex is associated with exertional dyspnea in chronic obstructive pulmonary disease.Respiration 2011;82:492–500 

(3)Sano, Masahiro et al. “Increased Oxygen Load in the Prefrontal Cortex from Mouth Breathing: A Vector-Based near-Infrared Spectroscopy Study.” Neuroreport 24.17 (2013): 935–940. PMC. Web. 28 July 2018.

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