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心理学

貧乏な人ほど現状を維持する傾向にあるという事実について

投稿日:2018年7月18日 更新日:

今回は、貧乏な人ほど現状を維持しようとするという面白い事実についてです。

「貧乏とか裕福とか関係ない!お金なんて幸せには関係ない!」っていう固定マインドセットを持っている人は読まなくても良いですが、「お金持ちになりたい!」という人は読むと参考になると思います。

 

所得が低い人ほど現状を支持する傾向にある

政治心理学者のジョン・ヨーストによると、所得が低い人ほど現状を支持する傾向にあるそうです。

彼は人々が望ましくない現状に対してどのように反応するかを調べました。

結果として、アフリカ系アメリカ人はヨーロッパ系アメリカ人と比べて経済状況への満足度が低かったのですが、「経済格差は当然のものだ」と感じている傾向にあることがわかりました。また、低所得者層は高所得者層と比べて、「経済格差は当然で必要なものである」と感じている人が17%多いことがわかりました。さらに、「国の維持のために、市民やメディアが政府を批判する権利を制限する法律が必要かどうか」という質問に対して、低所得者層は高所得者層に比べて二倍、現状を維持する傾向にあることがわかりました。

このように低所得者層は一貫して高所得者層よりも現状を維持する傾向にあることが分かったのです。

 

現状から害をこうむっているひとほど、現状のシステムを正当化する理由

政治心理学者のジョン・ヨーストは「現状により被害を被っている人ほど、その現状に疑問をもったり、異議を唱えたり、はねつけたり、変えようとしたりしないのである」と述べています。

では、このような一見矛盾したようなことが起こってしまうのはなぜでしょうか?現状から被害をうけているのにもかかわらず、その現状を変えようとはせずに現状を受け入れることを選択してしまう理由はどこになるのでしょうか?

その理由としてアダム・グラントは「感情の鎮静効果」を用いています。

感情の鎮静効果とは「現状のシステムを正当化すると心が落ち着く」ことを表したものです。

現状のシステムを正当化し、仕方がないものなんだと我慢して受け入れることをすれば、「自分自身が悪いのだ」という自責の気持ちは生まれません。つまり自分自身の行動が悪かったせいで、いま苦しんでいるのだと思わずに済むのです。

つまり「感情の鎮静効果」とは他人のせいにして自分の立場を正当化しようとする人の防御的反応なのです。

誰も自分自身が悪いだなんて思いたくありませんし、自分の努力が足りなかったんだと思いたくありません。しかし、現状を変えるためには他人に振り回されない意思決定と行動をする必要があります。「自分のせいだ」と考えることで努力をするモチベーションが生まれるのですが、そのような自責化を低所得者層の人々は行おうとしないのです。

他人の力や人脈に頼って、社会のシステムに頼って、何か悪いことがあれば社会のせいにして自分が悪いだなんて全く考えない。自分にとって都合の悪いことは、日本社会の制度や企業や法律などの自分よりも大きなもののせいにしてしまう。これが低所得者層の典型例なのですね。

現状のシステムや状況を変えることを好むひとはあまりいません。慣れないことは脳が拒否してしまうからです。しかし、現状を変えようと少しづつでも努力をし続けることができれば、必ず結果は違ってきます。

現状から抜け出して、新しい景色を見ることを人生の目標にしてみませんか?

 

参考

ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代

 

 

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