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健康管理

ビタミンCは健康に効果がなく、逆に病気のリスクを高める

投稿日:2018年7月23日 更新日:

皆さんはビタミンCのサプリなどを飲んだことがありますか?

なんとなく体に良いだろうと思って飲んでいる人も多いと思います。

実際に、「ビタミンCを飲めばカゼ・ストレスの予防ができ、老化の予防と美肌効果まである!」など多くの素晴らしい効果が企業によって宣伝されています。

しかし、最近の研究ではビタミンCの効果はあまり期待できないことがわかっています。

今回はビタミンCについての話です。

 

ビタミンCとは?

ビタミンCとはそもそも何なのでしょうか?

ビタミンCの正式名称は「L-アスコルビン酸」です。

ビタミンC(L-アスコルビン酸)

wikipediaより引用

このビタミンCはむかし15世紀に大航海時代に流行した壊血病の予防と治療に用いられます。壊血病は脱力感や体重減少、貧血、免疫力の低下などを引き起こし、ビタミンCの欠乏によって引き起こされます。

ビタミンCはコラーゲンの主成分であるヒドロキシプロリンというアミノ酸の合成に必要なのですが、ビタミンCが欠乏すると、コラーゲン合成ができなくなってしまい、体内の細胞の形の維持ができなくなり、血管の損傷などが起こります。結果として壊血病になってしまうのです。

ビタミンCの主な効果としては、コラーゲンの合成、シトクロムP450という生体異物を代謝する酵素の合成、活性酸素の除去、鉄の吸収促進などがあげられます。

この効果だけを見てみると、ビタミンCを摂取することで多くの良い効果が得られるような気がしますが、ビタミンCの効果はあまり期待できないのです。

 

ビタミンCの効果は期待できない?

ビタミンCはカゼ予防には効果がない

まず、ビタミンCはカゼ予防には効果がないことが分かっています。

Vitamin C for preventing and treating the common coldという論文では、1940年代から2004年までのビタミンCの研究を全て調査して、ビタミンCへのカゼ予防への効果を検証しています。

結論としては、

1.一般人がビタミンCをいくら摂取してもカゼ予防にはならない

2.体を酷使するアスリートがビタミンCを摂取すると、カゼ予防になる

という2つのことが示されています。

多くの運動をしない限りは、ビタミンCをいくら摂取しても意味がないのです。

実際に、米国家庭医学会(AAFP)の2012年ガイドラインでは、成人の風邪治療にはビタミンCは効果がないということが明記されています。

 

ビタミンCは老化予防には効果がない?

ではビタミンCには老化予防効果やがん予防効果はあるのでしょうか?

じつは、ビタミンCの老化・がん予防への効果は、まだはっきりとしたことは分かっていません。

386人の男女に1日1グラムのビタミンCを2か月飲んでもらうと、CRPという体内の炎症を表す数値が減少したという意見もある一方で、941人の男女に12週間ビタミンCを飲んでもらっても、CRPの数値には変化がなく、ほかの目立った効果もなかったという意見もあります。

また、アメリカ国立がん研究所によると、がん患者にビタミンCを大量投与投与した場合、QOLの向上が見られ、がん治療の副作用が軽減されることが示されています。しかし、癌の治癒率の向上や縮小効果、生存期間の延長効果なども実証はされていません。

つまり、現段階でビタミンCの老化やがん予防への効果ははっきりと示されていないのです。

 

ビタミンCで白内障のリスクが二倍になる!?

そしてビタミンCの摂取によって白内障のリスクが二倍になるという意見もあります。

スウェーデンの大学で行われた研究によると、ビタミンCを定期的に摂取するひとは、そうでない人に比べて、白内障にかかるリスクが1.36~1.38倍になるそうです。

また、高齢者ほどこの効果は大きく、65歳以上の高齢者では白内障のリスクが1.96倍になると言われています。

この研究は女性限定で行われた研究で、男性に関してははっきりとしたことは分かっていませんが、白内障の原因である酸化ストレスにビタミンCが関わっていることは確かです。

ビタミンCがこのような悪影響を引き起こす理由ははっきりとはしていませんが、ビタミンC自体がフリーラジカルという反応性の高い活性酸素の一種になってしまう、という意見がありす。

ビタミンCは非常に抗酸化作用が高いのですが、ビタミンC自体が有害な物質に変わってしまい、体内で酸化ストレスを引き起こしてしまうのです。

 

ビタミンCは虫歯を引き起こす

さらにビタミンCは虫歯を引き起こす、ということも分かっています。

2012年に虫歯を引き起こす食品について調べた研究では、ビタミンCが虫歯を引き起こすことが示されています。

理由は単純で、ビタミンCは先述したようにアスコルビン酸という酸の一種だからです。

歯のエナメル質はPHが5.5以下で溶け出すのですが、アスコルビン酸のPHは約2.3のため、歯のエナメル質が溶けてしまうのですね。

 

ここまで見てきたように、ビタミンCには目立った効果がなく、白内障や虫歯のリスクを高めてしまうことがわかっているので、積極的にビタミンCを摂取することはやめた方がよいかもしれませんね。

 

参考

ビタミンC-wikipedia

Vitamin C for preventing and treating the common cold.

Vitamin C supplements and the risk of age-related cataract: a population-based prospective cohort study in women.

Dietary Factors Associated with Dental Erosion: A Meta-Analysis

 


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