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健康管理

パレオダイエットや進化医学の有効性を示す証拠まとめ

投稿日:2018年9月26日 更新日:

この記事を読むべき人

・パレオダイエットや進化医学に興味がある人

・狩猟採集民族の健康の度合いについて知りたい人

・心疾患、糖尿病などの現代病の予防を行いたい人   など

 

パレオダイエットや進化医学の有効性を示す証拠をまとめておきます。

主な参考文献はかっこ()で示したものと、以下の3点です。


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パレオダイエットと進化医学の有効性のまとめ

狩猟採集民族の生活様式をマネするものがパレオダイエット。

そして、進化医学とは「旧石器時代の人類の進化の過程から現代病に迫っていく学問

進化医学の研究には狩猟採集民族の健康調査が用いられることが多い。

狩猟採集民族と現代人の違いは以下の3つ

・ウォーキングを基本とした一日の運動量。特にウォーキングの歩数。
 (食事量、摂取カロリーはほぼ変わらない)

・摂取するカロリーの質(糖分・塩分・脂質)。特に加工食品を取らない。

・孤独感の違い。現代人と違って、狩猟採集民族は孤独にさいなまれない。

 

狩猟採集民族の方が都市部にすむ人よりも集中力が高い

ロンドン大学、カリーナ・リンネル博士がアフリカのナミビアに住む狩猟採集民族「ヒンバ族」と、ヒンバ族の中でロンドンの都市部に移住した若者の集中力を比較したところ、(1)

・ヒンバ族の集中力(空間認識力・認知コントロール能力・ワーキングメモリなど)はロンドンに移住した若者と比べて40%も高かった。

ことが明らかに。

 

その理由は

・都市部に住んでいると、偏桃体が常に活性化(異常活性)される

・特にデジタルデバイスが偏桃体を活性化させ、認知機能を低下させる

からという推測がある。

 

狩猟採集民族はうつ病にかからない

1976年に人類学者のエドワード・シェヘリン博士が調べたところ、パプアニューギニアに住む2000人のカルリ族の中でうつ病にかかっている人はほぼゼロだった。(2)

カルリ族は200万年前の旧石器時代と同じような生活様式を営む部族で、うつ病の発症率は先進国の100分の1だと言われている。

自殺者は全くのゼロ。また、「絶望」を意味する言葉がなかった。

 

都市部に住むほどうつ病にかかりやすくなる

2006年のダートマス大学の研究(3)

「都市部に住むほど、うつ病になりやすくなるのではないか?」という推測。

 

結論は、

GDPの高さ収入の格差がうつ病などの精神疾患と相関関係にある

・近代化された都市に住むほど、うつ病になりやすい

 

孤独が早期死亡率を高める。友人こそが百役の長

ブリガムヤング大学の2015年のメタ分析(6)

 

30万人の中高年を7年半追跡調査した結果、

 

・孤独感は早期死亡率を26%高める。最大で32%まで上昇。

(具体的には、孤独感で26%、社会から離れて暮らすと29%、独り暮らしは32%早期死亡率を高める)

・友人との関係がいい人は、友人がいない人と比べて全死亡率が約50%低下。

・孤独だった人が一人の親友を作っただけで、最大で寿命が15年も伸びる

 

パレオダイエット=「旧石器時代の食事法」

「進化医学」のアイデアを使って、ライフスタイルを変えていくもの。

ミーガン・フォックス(ハリウッドスター)やビル・クリントン(政治家、アメリカ大統領)も使っている。

進化医学については、「進化医学は使えるか?」の記事参照(4)

パレオダイエットの有用性は、コクラン共同計画(13)が159人分のデータを集めておこなったメタ分析で示されている。(7)

・パレオダイエットは「メタボリックシンドローム予防ガイドライン」に沿ったどのダイエット法よりも短期的に効果をあげることができる。

 

先進国よりも狩猟採集民の方が健康

1988年、文化人類学者のスタファン・リンデベリがパプアニューギニアで暮らす220人のキタヴァ族を調査。(5)

・脳卒中や動脈硬化、心疾患はほぼゼロ

・糖尿病の発症率は1%程度(日本は15%)

・80代の人が認知症になるケースもほぼゼロ

・癌もほぼゼロ

・伝統的な部族には慢性疾患と呼べるものがほとんどなかった

・肥満の人がおらず、自然に腹筋が割れている。

・ニキビ、乾燥肌などの肌トラブルなし

その理由は

・体内の炎症レベルが低い?

・思考の違い、食生活の違い、環境の違い、孤独感の違い

 

ミズーリ大学のジェームズ・オキーフェが2011年に出したレビュー論文(12)によると、

狩猟採集民族の活動パターンは以下の通り

 

・1日に自然の中を6~16km歩く

・筋トレに近い運動を時々する(獲物を担ぐ、がけを上る)

・最大心拍数80%以上になる猛ダッシュを時々行う

 

つまり、ウォーキング=歩くを狩猟採集民族は主に行っている。

また、現代人の1日の消費カロリーの3倍(800~1200kcal)を狩猟採集民族は1日のうちに消費している

 

ウォーキング(サイクリング)で全死亡率が11%(10%)低下する

WHOが2014年に行ったメタ分析(8)

一週間に675MET(9)以上のウォーキング(サイクリング)をする人は

・ウォーキングの場合は11%全死亡率が低下

・サイクリングの場合は10%全死亡率が低下

 

6時間以上座ると早期死亡率40%アップ

18~90歳の17013人を対象とした2009年のアメリカの調査によると、(10)

・1日6時間以上座っている人は、心疾患などによる早期死亡率が40%上昇。

・1日3時間以上テレビを見ると、心疾患のリスクが64%上昇。

(参考:日本人は世界の中で最も多く座っている(11)

 

学校の授業で調べる必要に駆られて調べたのですが、なかなか面白かったです。

主な参考文献


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